9720 VCO

ややっ! 2つのVCOの発振周波数が合わんゾ??

このキットのばやい発振周波数に対してかなりアバウトです。
ピッチボリュームのセンターで、リファランスのMIDI音源とチューニングが
バッチリ合ったら、宝くじに当たったみたいにラッキー!!です。
周波数は(全てOSC−Aの場合)Q3、Q4、IC4−Bのバラつきによって変
わります。しかも校正のためのトリミングポイントも持っていません。周波数
を可変出来るのはただ一つ、パネルに出ているR203だけです。
ペアを崩さずQ3、Q4の位置関係を変えたり、このペアにしてあるトランジスタ
をOSC−AとOSC−Bで入れ替えたりして、出来るだけ近い周波数で発振す
るようにしました。(選別してペアにしてあるトランジスタの1組にホワイトペン等
でマークを付けておくことをお勧めします。付けたり外したりしているうちに、わけ
わかんなくなってしまいますから・・・。)
更にCT(OSC−Aの場合C11)の値を微調整するのが王道と思われますが
細かい値のフィルムコンの在庫がなかったので、そのままになっています。


せっかく、OSC−Aはサイン波が取り出せるのだから・・・

OSC−Bよりオクターブ下の音を出せるようにしてみました。
基板の裏から、C11へ4700PFのフィルムコンをパラに挿入しました。
(このVCOは最低音のCを120Hzとして、その4オクターブ上の1920Hz
を最高音とする、というのが基本設計のようです。CTをいじって、どの周波
数から始めようともリニアリティーは4オクターブしか得られないという事は
銘記しておかなければなりません。)